前略、沼の中より

行き着く先がいつもだいたいアラサーな20代女が書き散らかすブログ

ポルノグラファー第1話・第2話の超個人的な考察

ヤバイ連日の猛暑、気温体温よりも上昇、まだまだ倒れる熱中症、暦は秋でも容赦ない残暑〜〜〜(肩より上からのシェイクハンズ)

唐突に脚韻を失礼しました。ラップでもしないとやってらんないほどの戌年。マジパネエ。

最近、自分自身の社会不適合具合をまざまざと見せつけられてんな〜〜って感じなんですけど、今年の24時間テレビ黒柳徹子女史が若い頃に色々仕事やりすぎて体を壊したっていうエピソードをお話しされてまして。

そこで徹子女史はお医者さんに「どうやったら病気にならずに生きていけますか?」って聞いたんです。そしたらお医者さんは「好きなことだけをやって生きることですわ」というお答え。もう胸を抉られるようにバキバキに刺さったので、人生なかなかハードモードだけど好きなことだけをやって生きたいと思いま〜〜す!!!イェ〜〜アゲみ〜〜〜テンションで夜空に大輪の華ブチアゲるスタ〜〜イル!!!

※ここまで完全に真顔でお送りしています。

 

私かねてより自分の琴線に触れたドラマの超個人的な考察(という妄想)をする、なかなか気持ちの悪い癖があるんですけど、つい先日ポルノグラファーのブログを書いて、それから今配信されてる5話まで一気に見ましてですね。

なんか衝動的に3話のことだけ書いてみたけど、やっぱり1話と2話あっての3話じゃないですか。そこ省いたらもったいないなって。最終話に向けて頭を整理する意味も込めて、自分用にざっくり書き出しておきたい。そして1話30分だから多分まとめていける気がする。

ということで、地上波での4話放送までに1話と2話のことも書いておきたくなったので書きまーす。

それと改めて原作とドラマを比較しながら書くのも面白いなとか思ったんですが、出来そうだったらやりたい。出来そう……だったら……(フラグが折れる音)

 

 

さて、ポルノグラファー第1話。副題は未知なる感情の目覚め。

天気も良く、自然があるいい感じの街で自転車に乗ってる平凡な大学生の久住くん。

ここで青天の霹靂、ちょっと時計見てよそ見してたら出会い頭にぼんやりと歩いていた木島先生とガッツリ衝突。

この衝突した後、病院の駐輪場映ってるカットでひぐらしセミ?の鳴き声が季節感と同時に不安を煽ってくる感じがまた……このドラマは何となく一貫して湿り気があるっていうか、陰湿な雰囲気が漂ってるところが結構好き。日活ロマンポルノっぽい。怪談とか、なんかこう日本独特のじめじめとした感じの色気。

全治2ヶ月の怪我を負ってしまった先生。なかなかの大怪我です。

この待合室のシーンで久住くんのモノローグがあるということは、久住くん視点でドラマが進んでいくことを意味するのではないかと思います。

とりあえず正直者で素直な久住くんは、自分の身分を明かすために学生証を見せると、先生「久住、春彦くん……学生さんなんだ」

 久住くん「あの、俺、保険とかにも入ってなくて、正直金もないんですけど……ちゃんと働いて治療費払いますんで……今回は本当にすいませんでした!」と、人目もはばからず大きめの声で謝る。周りからクスクスされて慌てる久住くん。

すると、先生はおもむろに「ねえ、君。漢字って得意?」と聞く。久住くんは「漢検1級持ってます。高校の時に取らされて……」「じゃあ君さ、さっそく働かない?」

病院からの帰り道、木島先生の仕事は小説家をやっていることを知る。

「えー!すごいっすね!」とキラキラした顔で木島先生を見上げます。素直な子。今月の締め切り3本、アイディアはあるのに手がこの通りだから……と言われるとしゅんとして「ああ、すいません……」と謝る。まったく素直な子です。

「だから、働いて欲しいんだ。僕が読むものを原稿用紙に書き取って欲しい。できそう?」

ここの、できそう?っていう、ちょっと強めな言い方が相当好き。まぁ被害者と加害者だから当たり前ではありますが、久住くんとの関係において木島先生がイニシアティブを握ってる感が強く出てていい感じ。

久住くんは目を輝かせて「やります!ああ、いや、やらせてください!」と木島先生を見る。マジ文系でよかったよね。

なんと先生は「治療費はいいよ。これで示談ってことにしよう」と、久住くん的には願ってもない申し出。先生の慈悲のおかげで、久住くんは今後の治療費支払い地獄を免れることができたという。背後を走る西武線が気になりますが次に進みましょう。

いや〜〜今回はマジでツイてたな、久住くん……と思ったのも束の間でした。世の中ってそんなに甘くない……。

さっそく木島先生の家でせっせと書き取る久住くんですが、読み上げてる内容の様子がどう考えてもおかしい。煙草を吸いながら瑠璃子が光彦を誘う様を淡々と読み上げる先生を、時折何か言いたげにチラッと見つつ頑張って書き取る久住くん。

内容がまた淡々とエスカレートしていくのでさすがに筆を止め、久住くんの質問タイム突入。

「先生、すいません。質問です」「はい」

ここの先生のややすっとぼけた「はい」が秀逸でした。絶対に聞かれてること分かってるのにちょっとすっとぼける先生……強めの魔性の片鱗が……。

「途中からすごい気になってたんですけど、この話って」「義母ものだね」「いやいやいや、そういうことじゃなくて」

そこでようやく察した風の先生は、自分がポルノ作家「鬼島蓮二郎」をやっていることをさらりと打ち明け、自分の書いた小説を久住くんに見せます。初めてのポルノ小説に「うわあ、すげえタイトル」と興味津々。

「君みたいな若い子は、あまり手に取らないだろうなあ」「そんな歳、変わんないんじゃないっすか?」久住くんはあとで先生の年齢を知ってビビることになりますが、なんか浮世離れしたエロい人って見た目の年齢不詳みたいなところあるよね。ちょっと分かる。

「ちょっとセクハラみたいで悪いんだけど……続けても大丈夫?」「あっ、もちろん!」

なんとなく先生の禁欲的な見た目とのギャップに驚く久住くん。しかし一応は加害者なので、気を遣って「エロいの嫌いな男なんていないでしょう。ちょっとびっくりしただけです」と平静を装いますが、内心では「(こんなえげつないことばっか考えてんだ……この人……)」とドン引き。 

引き続き、瑠璃子と光彦のエロシーンを淡々と読み上げる先生。日常生活では聞いたことない特殊ワードが次々に久住くんを襲います。「ちょ、ストップストップ……!全然わからないです……」

先生は特殊ワードの漢字を説明し、疑いのまなざしと共に「漢検1級なんだよね?」

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ちょっと急にテンション変わりますけど、ここの先生超かわいくないですか?よく分かんないけどすっごいかわいい。ものすごい再現力。ここの仕草も口調も強気に出てるっぽいのに超かわいくて情緒が不安定です。まったく……これだから魔性は……。

「まあ、無理ないか」とは言いつつ「でも、この手のテクニカルタームはなるべく覚えてもらいたいなあ。コツを掴めばすぐ想像できるよ」「はあ……(淫語のエキスパートになってしまうな、これ……)」

淫語への一抹の不安を抱きつつ、どうにか夜10時過ぎまで仕事を全うする。素直で真面目ないい子です。

仕事を終えて労いのビールを久住くんに渡しながら「そうだ、次までに僕の本、何冊か読んできてもらっていいかな。人妻系とか陵辱監禁物とか好きそうだよね、君」

あ、あの……先生……お言葉ですが、それは結構シンプルなセクハラです……でも久住くんが人妻系が好きそうなのちょっと分かる……「勝手に決めないでくださいよ」

これは大変申し訳なかった。うっかり私までセクハラに加担しそうになったところで、久住くんは先生の本名で書かれた本を見つけます。いや~~!さっすが久住さん!目の付け所が最高っすね!!

「懐かしいねえ。それはポルノじゃない僕の小説だよ。それ、その中でも特に全然売れなかったやつ。ありがちだけど、純文くずれってやつでね……金に困ってポルノ書いてみたら意外に評判良くて、そのままズルズルと。わりと抜けるって話だよ」

この煙草くわえながらしゃべってる時、超最高。どう最高かは百聞は一見に如かず。FOD登録待ったなし。

そこで選んだ久住くんのタイトルが「縛愛」で、勝手に決めないでって言った割に先生の勘があながち間違ってなくて笑った。分かりやす。ちなみに私は花びらコンパニオンが気になりました。

そして、言われたとおりに持ち帰って読んでみた久住くん、まんまと先生のポルノ小説で抜いてしまう。「小説で抜くとか初めてなんですけど……」

先生のおかげで完全に新しい扉を開いてしまうの巻。人生ってどこで狂うか分からないよね。

先生のことがもっと知りたいとポルノではない小説も借りてはいたものの、内容が難しくてちゃんと読む気がしない。そりゃまあ……あなた一仕事終えてますしね……とか思ってたら、最後に若かりし先生の写真。「(先生、若……眼鏡ないとこんな顔なんだ……)」

この久住くんの顔を見ると、ヤダこの子、一気に恋に向かって傾いたんですけど……っていうのが分かるので見所です。

 

翌日。久住くんが書いた原稿が担当からオッケーを貰えたと聞いて喜ぶ。

キッチンでコーヒーを淹れようとする先生を見て、久住くんは「あ、先生、俺やりますよ。すいません、気が付かなくて……あの、何でも言ってくださいね。掃除でも買い物でもやりますから」と健気さを見せる。

そして先生は煙草を吸いながら「助かるよ」と儚げに微笑みかけるのです。そんな先生にジワジワと心を囚われはじめている久住くん(無自覚)……。

今度の作品は女教師ものとのこと。「どんな感じっすか?」と、最初ドン引きしてたのに今や完全に前のめりな久住くんがとっても素直。

主人公は童貞で女教師にリードされるけど次第にSMに発展するっていう内容だと聞いて「そういうネタってどうやって考えるんですか?」と疑問をぶつけます。

「定番ネタから適当に見繕って……あとSM系。描写がわりと評判良くて、そういう方向に持っていきがちかも」「あっ、こないだ読んだ”縛愛”!あれすっごい良かったですよね!ハードなんだけど、なんか品があって」

やや興奮気味に作者に良さを語る久住くん。何せこの男、読んでしっかり抜いてるからな……いやでも、彼はとっても良いファンだと思います。実際、作者に直接感想を言えるのってすごく幸せなことであります。作者にとってもファンにとってもwin-win。

どうやら久住くんは緊縛の細かい描写がお気に入りとのこと。でしょうね感。

当時、資料やインタビューをして頑張って書いた先生は「本格SM作家なんて言われたりして恥ずかしかったなあ。でも、本当の好事家に読まれたらと思うとね。僕の話なんてほとんど妄想だから」「そんなこと言っちゃってぇ、意外と経験豊富だったりして?」「いやいや、妄想8割って感じかな」

8割……?ますます先生への興味が尽きない久住くん「(あとの2割は……まさか実際SM好きだったりするのかな……)」

 

さて仕事を再開し、また淡々とドエロい女教師物を読み上げる先生。同じようにせっせと書き取る久住くんですが、そこは新しい扉を開いてしまったNEW久住。

このへんから久住くんの妄想の暴走が止まりません。

先生の声から女教師と童貞の主人公の情景をありありと思いうかべ、気休めの念も虚しく「(やばい、これはまさかの、完勃ちしてしまった……)」

すごいどうでもいいけど、ここの目を見開いてる猪塚さんって白目が綺麗でした。

「(ここんとこ、先生の小説で抜いてたから……どうする……トイレ休憩って言うか?どうする……?!)」と窮地に立たされたところで、先生に「ねえ、勃ってるよ」と言われるNEW久住「エッ!?!?」

それはもうとんでもないタイミングで言われたので、思わず立ち上がって動揺を表に出してしまいますが、先生が言ったのは女教師のセリフ。

完全なる墓穴を掘るNEW久住。お疲れ様です。ここまできれいに掘る墓穴も見たことありません。どうか強く生きてほしい。

「なに、本当に勃っちゃったの?」先生めっちゃ笑う。こんなにダイレクトに反応を貰ったのは初めてだとニヤニヤ喜ぶ先生。「からかわないでくださいよ……」とうろたえまくりの久住くんに近づいて、耳元でそっと囁きます。

「ねえ、抜いてあげようか。右手はちょっと使えないから、口でしてあげる」

ただならぬ状況に固まる久住くんを見て「なんちゃって」と歯を見せて笑う。女教師がいかにもいいそうだろ?つって。いや~~~~目覚めたばかりのいたいけなNEW久住になんて悪趣味極まりないことを……しかし、先生の顔はかわいい……この魔性……。

「ちょっと休憩しようか。トイレで抜いておいでよ」「え?!」「きつくない?デニムだし」

ここは自分で掘った墓穴に頭から突っ込んで死にそうな久住くんに対して、先生は全然「いやー夏って暑いよね」くらいの軽さで言うから面白い。すごい温度差よ。

さすがに人の家で抜くのは……と、しばし(数秒)悩んだ久住くんでしたが、結局トイレを借りに走るっていう。扉を閉め、思い返される先ほどの先生の言葉。

先生はトイレの方を振り返り「なんかよかったなあ、さっきの感じ。ネタになりそう」とつぶやいて、嬉しそうに笑って左手でさらさらと何かを書き留め……る?????

ハイ、ここでとんでもびっくりサプライズ。なんと先生は左利きでした!!!!

あーー怖い!!!!すごく怖い!!!しかもそんなことはつゆ知らず、トイレで抜いてるNEW久住!!おい!!!抜いてる場合じゃないぞ!!!ってなんだこの状況!!!???どっちも怖いんだけど!!??

といった所で、1話は終わります。改めて見てもパンチが効いている。

いやまず、30分間で2回も主人公の自慰シーンを見ることになるとは思わないじゃないですか?強すぎる。フジテレビったら昨今のテレビドラマに一石投じてきやがったな感すごい。

まず喫煙シーンだって減らされる一方なのに先生ったらガンガン吸うもんね。常に我が道を行く。ちなみに銘柄はHOPEの多分メンソールかな……?個人的に先生のイメージに合ってんなって感じがします。HOPEは香料に蜂蜜が使われてまして、なんかあの甘いメンソール(風味)ってとってもイメージ通り。

大学時代に煙草のデザインに興味があってそこそこ調べたことがあるんですが、HOPEのパッケージはキューピッドの矢をイメージしたものであります。キューピッドはローマ神話のクピドのことでもあり、ギリシャ神話でいうところのエロス。情動的で受苦の愛。エロスは弓矢を使って人を撃って遊んでいたりしたのを思い出すと、尚更HOPEを吸う先生……まさに……いたずらに久住くんに矢を撃って……っていうやつかなって。

ドラマの中で意味のない小道具はないと思ってますが、これは全部私の妄想です。失礼しました。

 

 

さてさて、この勢いのまま続けて第2話いきます。副題は愛情と嫉妬の狭間で。

冒頭は放課後の学校。チャイムが鳴り響き、教室で制服姿の久住くんが何かを書いている。教壇には木島先生がいて、何か採点?書いてるんですけど、左手ですごく書きづらそうにしている……ということは、1話を踏まえるとこの状況はリアルの世界ではなくて久住くんの妄想もしくは夢だということが分かります。

そして、先生はまるで狙いを定める雌豹のような表情で久住くんに近づく。

耳元で「ねえ、久住くんさあ。口でしてあげようか」「え?ちょ、ちょっと先生!?」

動揺する久住くんに構うことなく攻める先生「すごぉい、触ってないのにカチカチだよ?」

机の下で先生の手が動き、ジッパーの下がる音と共に久住くんの表情は恍惚としたものに変わる。呼吸が乱れていく久住くんを覗き込むようにして「どうしてなのかなあ?先生の質問に答えなさい」とわざとらしく言葉でなじる。こんなところで発揮されてしまう言葉のプロの力が憎いです。

完全に掌握されてしまった久住くんは「先生が、エロいから、です」と、ド直球ストレートに答えます。相変わらずどこまでも素直な子すぎて涙が出そう。

それから先生はにやりと笑い「80点、かな」と告げて跪き、制服のベルトを外して久住くんの足の間に顔を埋める……ゆ、有言実行……そして響くひぐらしの鳴き声……。

この感じだと久住くんがMの側かな?と思われそうですが、最後の方でがっつり先生の頭を掴んで動かしてるんでしっかりSだとお見受けしました。

……いや、もうね……私は自分で何を冷静に分析してお見受けまでしてんだか分かりませんよ……まったくすごいなフジテレビは……。

このシーン、ちょうど窓の枠で先生の様子は隠れて見えない感じになっていて、頭が上下する様子だけが見えるって言うものすごいチャレンジングな構図でした。セーフかアウトかって言ったらギリギリのアウトって感じ。とはいえ、画面は安っぽいわけじゃなく雰囲気があって、なぜか見てるだけでその場の気温まで体感できるような色味がすごい。

 

ここでふと我に返る久住くん。大学の講義室でとんでもねえ妄想してしまった自分に「(どうかしてる、俺……)」と軽く絶望します。そしてあの日の先生の「ねえ、勃ってるよ」からの一連のやつを思い返して死にそうになるという。強く生きてほしい。

「(エロ小説の読み過ぎにしたっていくらなんでも……あの人30過ぎのおっさんだぞ……)」と自己嫌悪していた時に、後ろから同級生の登場。

たまには部活に顔を見せろと言われるも、今バイトで忙しいからとあっさりめに断る久住くん。

「それで、延々とおっさんの朗読聞かされてるわけ?エロ小説の」「そう」「だいぶキショくねえか?」「それが、そうでもないんだよね……」

もはや先生をとやかく言えるレベルではなくなってきてしまったNEW久住。

音声認識ソフトとかで何とかなるんじゃないか?と視聴者の疑問を代弁してくれる同級生くんに、「それが、超アナログ人間なんだよね。パソコンも携帯も持ってないし」

回想、ある日の先生宅にて。久住くんが「先生、パソコン使わないんですか?」と疑問をぶつけますと、「書き始めた頃から原稿用紙。最近珍しいみたいだけど。あ、君が使う分には構わないよ」「いや、そうじゃなくて……買ってみたらどうです?」

確か音声認識ソフトとかもありますよと勧めてみるも「やだよ、めんどくさい」とバッサリ切り捨てます。自分は家からほとんど出ないから携帯なんて持たずとも家の電話だけで十分だし、家にはたくさん本があるから退屈しない。それにレコードもある。「良い音だよ。アナログ演奏のものはアナログで聞きたいね、僕は」と、アナログに強いこだわりを見せる先生。

これはスピンオフ「インディゴの気分」を読むとより木島先生のバックグラウンドにガツンと奥行きが出ますので、ご興味ある方はぜひ。

左手だけじゃ扱いづらいということで、久住くんにレコードをかけさせる先生。そして並んで座る二人。

「どう?レコード」「よく、分かりません」「君って正直だよねえ。そういうところ、好きだよ」「えっ」思わず喉を鳴らす久住くん。

この先生の「好きだよ」は久住くんをからかいたくて言ったような気もするし、素直にぽろっと言ったような気もしないでもない。まあまあ、どっちにしても今の時点で先生が久住くんを相当気に入ってることは間違いないですよね。ひねくれてるぜ先生。

光景をまた思い出してニヤついてしまう久住くん。もうここまでくると素直に生きてるって素晴らしいなと思いますね。そして、久住くんは先生を見てドキドキしてしまうようになってしまったことをぼんやりと自覚していくのでした……。

仕事をしておりますと突然、ううんと悩む様子を見せる先生。

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マジでいきなりスイッチ入って申し訳ないんですけど、ここの先生!!!!口に指をあてて、顎に手を置くところが超かわいい。悩む所作がかわいいのか……シンプルに顔がかわいいのか……あ、両方ですね。ありがとうございます。

書き終えた原稿をチェックする先生の肩をちゃっかり揉む久住くん。

「さすがだねえ、漢検一級。もうほとんど直すところない」「色々読みましたから」「応用力があるよ」

先生に褒められてうれしそうな久住くん「あの、素朴な疑問なんですが、恥ずかしいなとか思ったりしないんですか?こういう内容を音読してて」

「そうだな、まあ、紙に書いて出版されてる時点で十分恥ずかしいからね。今更って感じかな」

これは一気に5話まで見てるから分かるところなんですけど、ここのセリフはかなり重要な部分だったのかもと思います。さらっと言ってる言葉ほど後々効いてくる伏線だったりするパターンのやつ。

「というか、正直ちょっと楽しいかも。僕の書いたもので目の前の人がドキドキしたり勃起したりしてるのが」

もう完全に手のひらの上で転がされて面白がられている久住くん。でも、これって先生の本音なんですよね。久住くんとこういうことしているのが楽しいっていう。

「してませんよお……だいぶ慣れてきたし……」「なら、エロさが足りないなあ」「そういうことじゃなくて!」

すると突然部屋に携帯の鳴る音が響く。「あ、僕のか」とようやく携帯の存在を思い出し、部屋を出ていく先生。仕事の電話にしては口調が荒い。

「悪いけど、今会いたくない。だから、それはもう……もういいって言ってるだろ!本当にごめん。僕からまた連絡するから」

声を荒げる先生にびっくりする久住……「あれ?」今先生が持っていたのは何だ?

部屋に戻ってきた先生は、久住くんのを見て「どうしたの、変な顔して」と問います。

「先生、携帯持ってんじゃないですかあ!」「ああ、本気にしてた?」「しますよ!!そりゃするでしょう!!」もう、うちの久住は筋金入りの素直な子なんですから……あんまりいじめないでやってくださいよ……。

「携帯くらい持ってるよ。番号交換する?」「交換する?じゃないですよお!信じちゃうじゃないですか~!」

か、かわいい。いや、先生がすごいかわいくてビビる。今回はその先生の真似した久住くんもまとめてかわいい。私が番号を交換したい。連絡とかしないけどただ交換だけしたい。

「ごめんごめん、本当に正直だねぇ、君は」「いやだって……」「下半身も正直だしね」

ここの下半身~って言う時の声のトーンちょっと下げるのマジパネエ妙技。本当に久住くんを撃ち落とすゲームやってる感じが悪趣味で最高にパネエ。

そして久住くんは「(もしかしてこの人、俺の妄想よりヤバいかも……!)」とやっと気づくのあった……。

 

さて、先生の家に歩み寄る足音。家では相変わらずの口述筆記が行われています。

気付けばこの関係も二週間が経過。二週間もすれば久住くんがより正確に書きやすくするためのルールが出来てたりして手慣れたもんです。さすがにコンビネーションも生まれるよね~~と思っていたら、突然開く玄関の鍵。

そして部屋に入ってくるワイルド系イケメン。先生はワイルド系イケメンに「何勝手に入って来てんの」とガンギレ。ひたすらビビる久住くん。

ワイルド系イケメンが「合鍵使って」と鍵を見せますと、先生が怪我をしていることに気付く。そこをまあ死ぬほどあっさり「転んで折った」と言う先生。

次にワイルド系イケメンは久住くんに気付き「ていうか、なんなんだそいつ」「そいつって……」あからさまにムッとしちゃう久住くん。

先生は心底うんざりした様子で「めんどくさいなあ、だから今は会いたくないって言ったんだ」

ここで久住くんはこのワイルド系イケメンが電話の相手だったことを勘付きます。頭が良い子は勘が良いよね。

観念した先生からこのワイルド系イケメンは「編集の城戸くん」であると紹介されます。「あとは二人で自己紹介でもしなよ」と急にオラつく先生。本性は気性が荒いな?

仕方なく名刺を手渡す城戸。久住くんがこれまでの経緯を話すとそれはもうびっくりする。ここにきてやっと二人目のまともな感覚の持ち主でしょうか。

「口述筆記。ドストエフスキーみたいだろ?」「ばっかじゃねえの!?お前が書いてるのえっぐいエロ小説じゃねえか」「僕は至って真面目なんだけどなあ」「変態か?まあ変態なんだろうな……」何か言いかけた城戸を遮るように話を続ける。

すると城戸は「昔から、しょうもないことを思いつくやつだとは思ってたけどな」「だね」

この二人の会話のテンポや空気感がすごくよくて、先生と城戸は長い付き合いであることの説得力がある。

久住くんは二人のやり取りを見て「仲、いいんですね。お二人」と面白くない顔で言う。この時点ですでにジェラシーに燃えまくってるのがとてもいじらしいです。まだ無自覚っぽいところが余計に。

「僕が金に困ってた時、初めてこの仕事を紹介してくれたのが城戸くん。だから僕の恩人なんだ。だよね?」「まあ」

 

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あーーここ!!!ここです!!!何て言ったらいいか分からないけど、ここなんですよ……。びっくりするくらい全部見える。城戸と先生の関係の深さと歪さみたいなものがさ……先生ってば誤解させたり危うい空気を出すのが超うまいよね。

というわけで、こちらもスピンオフの「インディゴの気分」をお読みいただきますと大変に理解が深まりまくりますので、城戸という男にご興味ある方はぜひ。

「こいつとは学生時代からの腐れ縁というか、切っても切れない仲というか……あれ?」ここで城戸はものすごく重要な事に気が付きます。

先生に向き直る城戸「お前、確か」「なに(気付かれてめちゃくちゃ嫌そう)」「左……」「城戸」「え?なに、なんだよ!?」

先生は自分と共に城戸を外へと押し出し、窓を閉める。なにやらこそこそと話し、ちょっと笑う。この笑みがまた……そして、家の中で完全に疎外感を味わう久住くん。

部屋の中に戻ってくるなり、先生は「せっかく城戸くんも来てくれたから、今日は3人で飲まない?」と言ってお金を渡し、買い出しに行かせる。

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いや、ちょっと……顔が嫉妬むき出しギラッギラなんですけど……これでまだギリ無自覚……。

「(何か……体よくあしらわれた気がする。ていうかあのふたり、距離近すぎじゃないか?)」ぎゅっとお札を握りしめ、走り出す久住くん。

「(この気持ち、なんなんだ……)」

体育会系なので気持ちがむしゃくしゃすると走るところがまた真っすぐな感じしてかわいい……っていう2話でした。回を追うごとに安定して勢いを増すばかりのヤバさ。

そして第3話に続く。

第3話までの副題が「未知なる感情の目覚め」「愛情と嫉妬の狭間で」「欲望と衝動の夜」なんですけど、これの主語は誰なのかを永遠に考えるっていう遊びがマイブーム。

私的には一見目覚めたのは久住くんっぽいけど、やっぱり先生だな……いやでも、狭間にいるのは……とか考えて満員電車を乗り切っています。オススメです。

ここまでとは言わずとも色気のあるドラマが書けるようになったら表現の幅が広がるよね……マジ25歳にして色気のかけらもないもんですから……本来あるべきはずの恥じらいと品もない……どこで失ったのかな……。

 

というわけで、ここまで長々と大変失礼いたしました。お読みいただいた方がいらっしゃったらありがとうございます。

また何かありましたらマシュマロ、コメント、ツイッターなど適当にどうぞ!

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