前略、沼の中より

行き着く先がいつもだいたいアラサーな20代女が書き散らかすブログ

「おっさんずラブ」第6話における超個人的でエモーショナルな考察

先週から林遣都の魅力は何たるかを朝の満員電車で押しつぶされながら考えてみたんですけど、やっぱり林遣都って役に入った途端に雄弁になるじゃないですか。それは役に対する理解度の高さと深さがあるから出来ることであって、自分が求められていることに対する感度がすごくいいと思うわけです。

だから渋谷駅のホームで修学旅行中の林遣都(自然発光するタイプ)をスカウトしたスタダの女性スタッフはすごい。いいスカウトしたらボーナスとか弾むんでしょうか。弾んでたら夢があるよね。

色んな作品を見てて、いやぁ林遣都の顔面ってよくできてんな〜〜とか思ってると、いきなりあのものすごい表現力をもって油断した横っ面バコーーーン!っていかれる。それで気付いたら林遣都の沼に頭を突っ込んでしまう。片足なら抜けられる可能性あるけど、頭からいくとまあ無理だね。色んな沼を渡り歩いた私も最初が頭からいったらしばらくは無理。まったく上手いことできてますわ。林遣都のシステム。

ところで「林遣都を爆アゲしてっけど田中圭には興味ないの?」って聞かれて、私の中の田中圭とは?つって記憶を辿ると、連ドラのウォーターボーイズ山田孝之森山未來の時のやつ。あとはやっぱり連ドラのセカチュー。あれ、これも山田孝之……えっ、私ってもしかして、山田孝之のこと……えっ……?

とにかく、私は青春を生きている田中圭が好きです。おっさんずラブの春田も青春を生きてるから好き。青春は学生だけのものじゃないから!!!何歳からでも青春って始まっていくから!!!みんなも青春かましていこ!!!

 

というわけで、お察しカラ元気なテンションで本題に行くドン。なんかやや不穏そうな予告はありましたが、公式からの牧の妹がロリ巨乳という佳境の追い込みウェイ案件によって、不穏という不穏を全部ぶっ飛ばして6話を迎えました。

今回は滅多な事で爆発しない私のエモーションが爆発してとてもエモーショナル仕様。エモに次ぐエモ。

それにしてもさ〜〜来週が最終回ってマジでどうする?もうみんな身の振り方とか考えてる?ロス対策で次の沼とか決めたりする派?なんかもし7月期のドラマで良さげなやつあったら教えてください。

さて、今度こそ本題。

春田が突然の爆裂カミングアウトぶちかまし案件から。「俺と牧は!!!付き合ってます!!!」そこで部長が「ちょっと待った!!!」と吠える。そしてふわっと離れる二人の手……マジで林遣都の顔がいいね。イケメンとかそういう横文字の言葉で言いたくない顔のよさ。顔がいいとしか言いようがないけど。

動揺の渦中にいる部長「今、何て?いや、今単純に聞こえなかったから…何て!?」

瀬川姐さん「付き合ってるんですって!春田くんと牧くん」武川様「春田が今、カミングアウトしました……!」

度肝抜かれた部長「え?!?はああ……そう……へえ……春田と牧が……はあ……ブラボー!!」突然のクラップ&ブラボー。よく分かんないけど私は本場のブラボーを感じました。

麻呂ちゃん「なんかぁ、斬新で俺はすごくいいと思います」アッキー「私も素敵だと思います!」瀬川姐さん「いつから付き合ってんの?」ぬるい歓迎ムードになる営業所。牧「あ、いや、す、すいません、俺、ちょっと意味が分からないです」ん??「すいません、お客様迎えにいかないと」慌ただしく春田を残してそして走り去っていく牧。

あれれ??ケンタツとれもんちゃんの会見みたいになるはずでは???と放心状態の春田に「春田くんの片思い!?」と、完全に春田が牧に片思いしてフラれたってことになってしまいます。麻呂ちゃん「公開告白失敗っすか?」朝から職場で公開告白という発想。確かに斬新である。

春田としては「ええ!?!俺はちゃんとしなきゃと思ったから言っただけで!!!」この場面での春田の「ちゃんとする」とは何か?春田の中では牧のことが「恥ずかしいから隠す」っていう図式があって、「恥ずかしくないから隠さずに言う」っていうことに至ったのかなって。でもね春田……人それぞれに隠す理由って色々とあるから……。

アッキー「ドンマイ!」瀬川姐さん「あるある!」麻呂ちゃん「まだワンチャンありますって」武川様「(無言で肩を叩く)」と、言ったようにそれぞれに励まされる春田「(え?何か違う……!!!何か違う!!!)」しかしまあ優しい営業所です。どれだけカオスでも励ましてくれるなんて最高だわ。

 

春田家で夕飯。春田が大好きなから揚げを揚げてくれた牧。あれ?これって実は喜んでたのかな……どういう感情のから揚げ……?

職場で勝手に失恋したことになっちゃった春田「おい、一体どういう事だ?俺なんか余計なこと言った?」と不服丸出し。牧は「まあ変に隠されるのは嫌だって言いましたけど……だからってあえてみんなの前で晒さなくても……」「ぜんっぜん分かんねえわ、その差が」

牧は春田の大宣言を「みんなの前で晒された」と思っていて、春田は「みんなの前で牧を恋人として紹介した」と思っている。……これはやっぱり、ノンケとゲイという差なんじゃないかなと思うんですよね。ロリ巨乳が好きなノンケとして生きてきた春田と、控えめにゲイとして生きてきた牧。この差はどうやっても埋まらないものです。これはしょうがないよ。生き方だもの。

春田が牧のことをちゃんと考えたうえでの行動であることは分かる。だけど、ひっそりと日陰にいた牧を、春田が急に炎天下へ引っ張り出すようなことをした感じになってしまった。これがいいか悪いかっていうより、急よ。突然の炎天下とか体がびっくりしちゃうじゃん。牧は春田が自発的に自分のことを恋人だって言ってくれたことは少なからず嬉しかったと思うんだけど、いかんせん急。そして、その急さにリスクがあるって気付いてなさそうなところもまた春田なのであった……。

ここでのリスクとは「アウティング」っていう性的指向とかを勝手に暴露しちゃう行動のことを指します。しかしLGBTQの方に限った話ではなく、どこまで相手を慮るべきなのかって超難しいことだよね。一歩踏み込んだ方がいい場合もあるし、踏み込まないほうがいい場合もあるんだもん。人間同士の関り方に求められる難易度が高すぎて私は貝になりたい……。

ふとから揚げ用のマヨネーズが無いことに気付いて立ち上がるとぶっ倒れる牧。

~神様、カミングアウトは一旦取り下げてもよろしいでしょうか~

いや春田、そこ取り下げんのかーーい。そこはもう突き進むしかないでしょうが!!!!と思ったけど今はそれどころではない。動揺しすぎて倒れた牧を抱き起そうとしても全然立ち上がれない春田。

 

部屋に運ばれ、おでこに冷えピタを貼られる牧。

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何だ、この長くてふさふさしたまつ毛は。林遣都って本当によくできてんな。

弱ってる牧をじっと覗き込んで「本当に病院行かなくてもいいの」「大丈夫です。ただの風邪です」「もお……無理すんなよぉ。あ、おかゆとか作ろっか」「いやいや、作れないでしょ」「はあ?なめんなよ」ここで牧の顔をぐにゅーっってする。

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なんか……春田のスキンシップって本当にアレですよね……人の心をかき乱すことしかしていかない……。毎日一緒にいる牧のお気持ちお察し案件だよ。

ていうか倒れるほど体調悪いのにから揚げを揚げるってどういうこと?その心は??油を沸かすほどの熱い愛ってか??から揚げだけに???……一応幼稚園の時からの笑点ガチ勢にしてこのクオリティ。ちなみに推し噺家桂歌丸先生です。大喜利メンバーならたい平さん。大学が同じだから。

さて春田は「よおし!!牧のためにいっちょやってやんぞ!!」と意気込む。そこに部長からのメッセージ。そこにはあの春田による俺たち付き合ってます大宣言を受けてのことで、なんかまあとにかく部長が自分の魅力をアピールしきれてなかったかも的なことで、最終的には打倒牧凌太が掲げられておりました。

もうね、私としては、これ以上牧に圧とかをかけないであげてほしいですよ。今回みたいに色々悩み過ぎた挙句、体の免疫力が下がって風邪ひいてぶっ倒れちゃったらあまりにもかわいそうだから!!!!!幸せになって!!!!!

春田は牧のために台所に立ち、なぜかもち米をジャブジャブ洗い、砂糖か塩を視覚だけで判断しようとし、生卵でジャグリングをして無駄にし、沸騰した鍋の蓋を素手で持ち、吹きこぼし、大胆なセンスでネギをカットし、ついでに自分の親指もカットしちゃったりする。牧が見てたら発狂しそうだった。どうか気を付けてください。

そんなわけで完成した春田特製ドタバタおかゆを持ち、寝てる病人の牧を「まきまきまきまき!!」ってガンガン起こしにくる。「うるさいな……チッ……」って言いながら体を起こす牧。休まる暇がありません。

しかも春田が「おかゆ作ってたらさ、おもちになっちゃった」

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得体の知れないねばねばモンスターフードMOCHIを生み出した春田に対し、牧は冷静に「もち米使ったんすか?」「かな?」「嘘でしょ……」逆にどうやったらできるのか教えてほしいです。

「食べ、ないよね……俺食うわ」と言ってねばねばモンスターフードMOCHIを食べ始める春田に、超嫌そうな顔して「食べる食べる」って言う牧。よ、喜んでる?実は相当喜んでる!?!俺のために春田さんが頑張ってくれた……って喜んでるよね~~!?!お願いだから報われてほしい。

 

一方、部長宅では、元奥様が荷造りを終えて部長に最後の挨拶をしている。しかし部長は春田のことで頭がいっぱい「ねえこのさあ、一回送ったこのメールってさあ、取り消せないのかなあ??」「そんなことでなにくよくよしてんのよ!女子高生じゃあるまいし!」部長の中身がJK並み。「あああもう俺どうすればいいんだよ?!牧は若くてイケメンでフレッシュで仕事も出来て……!!」恋心が揺れまくる部長に「落ち着きなさいよ!恋愛は駆け引きがすべてなんだから、頭使わないと……もうしょうがないなぁ!作戦立てるわよ!」と、部長と元奥様でタッグを組み春田を落とす作戦に出ます。

居酒屋では完全に長渕剛的なノリの自作失恋曲を歌う兄。やっと春田への気持ちに気付いて自己嫌悪に陥るちず。いい兄妹だなあ。

 

次の日、出社した春田が牧の名前の横に休みのマグネットを貼る。

瀬川姐さん「あら!牧くんどうしたの?」春田「なんか風邪ひいちゃったみたいで」「あらまあ!ここは優しさ見せるチャンスじゃない!おでことおでこで熱測ってみたり、寝てるところを一気に襲ったりしちゃったりして!アハハ!!」残念ながら牧を襲ったのは春田ではなくてねばねばモンスターフードMOCHIでした。笑うしかない春田。

すかさずやってくる武川様「予想したとおりだな。お前に牧を守るのは無理なんだよ」春田「いや風邪ですか「黒澤部長が呼んでる」「はい……」まさか牧とのことかな?とビビりながら部長室に赴く春田。牧の代わりにモデルルームに行くようにとの指示でした。

屋上でご飯を食べる春田の隣にやってきた麻呂ちゃん「分かりますよ、片思いってつらいっすよね」「いや、あれはどっちかっていうと向こうからの流れだっ「見栄はんなくていいっすよお!!俺と春田さんの仲じゃないっすか」

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麻呂ちゃんってば今日もパステルピンク超似合ってる。

「どんな仲だよ!!」と振り払う春田に「正直、この営業所で友達と言えるのは春田さんだけだと思ってますから」「え、友達なの?」「面倒見良いし、素直だし、一応リスペクトしてんすよ」「あ、はい……」

1話から思い返すと、あの生意気だった麻呂ちゃんもだんだん素直になってきてて胸アツ。あと顔がすごく可愛い。さすがのメンズノンノ

徐に立ち上がってフェンスによりかかり麻呂「ハードルの高い恋愛って燃えるけど、ムズイっすよね」「え?ちずだろ?ハードル高いかな?」「チッ・チッ!」

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すごい突然のトレンディ。まさかのトレンディ麻呂。ついでにパステルピンクのせいか完全に美少女戦士みたいなことになってる。

「蝶子さんです」「え?」「今、俺史上空前の蝶子ブーム来てんすよ」麻呂ちゃん、部長の元奥様にハマってしまうの巻。

「蝶子……???ちょっ、ちょちょちょちょちょっと待て!!お前マジか?」「堅いんすよねえ……人を好きになるのに、年も性別も関係ないじゃないっすか!」「んああ、うん、まあ、うん……」この春田は絶対に牧を思い出してる。絶対。

 

春田家で薬飲んで寝てる牧。なんかすごい主張が強いチェック柄のパジャマを着てる。そういえば牧って赤とかオレンジとか暖色系好きですよね。

玄関の扉を開けると武川様。「エッ!」てなる牧。武川様は「うん、上がるぞ」と有無を言わせぬ強い意志をもって中に入っていく。「ちょちょちょちょ!!」と混乱を極める牧。

牧の様子を心配し、スポドリとかエナジードリンクとかみかんのゼリーとかをしこたま買ってきた武川様。「好きだったよな?みかんゼリー」「好きだけど……武川さん、会社は?」「昼休みだよ。ちょうど近くに来たからさ」これはぜtttttttttったいに嘘。ぜtttttttったいに強い意志をもって家来てるから。

「どうなんだ?熱は」という武川様にそっけなく「別に」と返す牧。ここのシーンはすごい親密というか、過去に付き合ってた感出てて最高でした。役者さんの描写が丁寧ですごい……と、落ち着いた気持ちで見てたのに、いきなり武川様は眼鏡を外され、瀬川姐さんの妄想十八番「おでことおでこで熱測る」をやる。

それがまた一切無駄のない鮮やかな動作で。そう、それが眞島秀和である。求められたことを期待値以上の仕事を見せる。そう……それが!!!!!眞島秀和!!!!!イエーーーイ!!!!

からの「ちょっ、やめろよ!政宗!!!」はあ、もう無理。カロリーがすごすぎて無理。牧ってば政宗って呼んでた。結構強めの政宗。武川様の差し入れから察するに生活力にかなり偏りがあるので、ご本人も「俺が牧じゃなきゃダメなの!!!」って言ってましたけども、完全に牧が掌握してたなっていう確信を得ました。ありがとうございました。

「何しに来たんですか……」「何で否定したんだ?お前ら、付き合ってるんだろ」どうやら武川様はこれを聞きに来た様子。「このまま付き合ってて、春田さんは本当に幸せなのかなって思って」「ハッ!!なんだそれ。自分の幸せより、相手の幸せか……じゃあな、お大事に」

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切ない。切なすぎて、全日本切なすぎるオブザイヤー優勝。

この「自分の幸せより、相手の幸せか」って言うのは、武川様も同じ気持ちだったんだと思うんですよ。武川様が春田に「牧から手を引いてくれ」って言ったのは、自分が牧のことが好きでよりを戻したいっていう気持ちも確かにあったけど、春田と一緒にいるせいで牧が傷つくのが嫌だったからっていうのが一番大きな理由。これは紛れもなく牧の幸せを考えての行動じゃないですか。

それで本来なら春田と付き合えて幸せなはずの牧に話を聞いたら、春田の幸せを考えて悩んでいる。だから、この切ない表情にセリフをつけるとすれば「俺たち、やっぱり似てるな」っていう感じになるんじゃないかな……なんてね……。

 

春田は牧の代わりにモデルルームへ。扉を開けるとそこにはエプロン着た部長が手でハート作って「おかえりー♡」とんだサプライズのぶちかまし。ていうか、ここの恋する武蔵から黒澤部長に切り替わるとき超すごくないですか。誰が聞いても部長に切り替わったのが分かるって本当にすごいですよね。しかもなんか恋する武蔵と部長の曖昧な瞬間とかもあって超ヤバい。

初めてのモデルルームを春田に案内してあげる部長。元奥様と綿密な作戦会議のもと、春田に色々とアプローチをしかけます。

まず、ひとつめの強み「家庭的」をアピール。「黒澤武蔵、リンゴ剥きまーす!」突然始まるスムーズなノールックリンゴ剥き。すごい。

続いて「大人の色気」のアピール。ガラス張りの風呂で固定されたシャワーとかにはしゃぐ春田。シュミレーション!!って二人でバスタブに入ってみる。バスタブの中で向かい合う二人。すると部長が語り始めます。「どうしても納得できないんだよ。牧は良くて、俺はだめなのかなって……春田にフラれて一度はあきらめようと思ったよ。これは叶わぬ恋だったんだって。でもさあ……相手が牧なんだもん!男なんだもん!そりゃあ火ついちゃうでしょ~!」って。そしてここからが激アツポイント。「二番目の男でいいです。待ってます」

このセリフが言えるのは超強いですよ。現時点で可能性がないとしても、二番目の男でいい、待ってるって言われたら、この先ふとした拍子にグラッと傾く可能性が出てくるから。例えば心が弱ってる時とか……。

 

風邪引いてるはずなのにスーパーに買い物に行っている牧。通りすがりのちずとばったり遭遇。「風邪なのに出歩いて大丈夫なの?」「晩御飯作らないといけないんで」「今日くらい春田に作らせなよ!」「いいんですよ、熱もだいぶ下がったし」ここまで春田のために尽くす牧の幸せは一体どこにあるんだろう。

するとちずが「完璧だね、牧くんって」「いや、買いかぶりすぎですよ。俺なんて欠陥だらけですから」って言うの。この欠陥は自分がゲイであることなんじゃないかなと思う。この欠陥をカバーするためにたくさん勉強していい大学に入って、エリート社員としてたくさん努力してきて、好きになった男の人と何不自由なく生活するために家事全般を完璧にこなせるようになったんじゃないか。なんて涙ぐましいんだ牧凌太。お願いだから幸せになって……。

しかし、そんな私の気持ちと裏腹に、ちずが「牧くん、私、春田に告白してもいい?」って聞くっていう。もうやだ……牧がまた寝込んじゃうからやめてあげて……とは思いましたが、ちずは「二人が付き合ってるのは知ってるし、それを邪魔するつもりはないから。ただの自己満!自分がスッキリしたいだけなんだ。それ以上何かを望んだりすることないから」

これが言えるのはちずが竹を割ったようないい女だってのもあるけど、私はあの海辺での「牧が好き」と確信した春田の顔を見たからだと思う。ちずは春田が本当に牧のことが好きなんだってことを分かっちゃってるんですよ、多分。

それで牧が「俺は全然大丈夫ですよ」って、全然大丈夫じゃない顔で言う。ちずと別れた後の牧の顔がまた超ヤバい。

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そんなつらい顔するなら、なんで大丈夫ですよって言っちゃうの……。

春田さんが前からちずさんに好意があったの知ってたくせに、ずっと近くにいたのに自分の気持ちに気付かなかったくせに、もう遅いんですよ、自己満だろうがなんだろうが、今更そんなこと言わないでください、って言ってもいいよ……そう言ってもいい権利が牧にはあるじゃん……だって春田は牧の恋人なんだよ!!!!なんでそこで自分から春田の手を離そうとするの?その、まさに今手放そうとしてるものこそが牧の幸せなんだよ!!あーーお願いだから幸せになって!!!!!

……すみません、あまりにもつらくて大いに取り乱しました。

 

部長の車で帰宅する春田。ぎこちなさがすごい。部長の左腕には達筆な情熱の文字。部長の強み三つめ「情熱」のアピールがまさかのブレーキランプ5回点滅、アイシテルのサイン。春田との未来予想図を描いてる部長の情熱……やっぱり強いよ……。そしてランプをしっかり♡に光らせてくるアズバーズの細やかな仕事。

居酒屋では部長からの春田報告を受ける元奥様。渾身のサインが伝わらずショックを受ける。そこを麻呂ちゃんが果敢にアプローチ。「何をしたら俺に振り向いてくれるんですか?俺、本気なんですけど」

ついにストレートに難攻不落の牙城を崩しに来た麻呂ちゃんに「悪いけど、私子供には興味ないから」とかわす元奥様。「でもあの時、蝶子さん俺の胸で泣いてたじゃないですか」「あれは酔っぱらってたから!ね!」「いつまでも終わったものにしがみついて、応援なんかしちゃって、それって惨めじゃないっすか?」

これは正論。正論だけど、いつも正論だけが正しいとは限らないのが人生だったりするよね……「あんたに何が分かんのよ!」「部長のことは俺が忘れさせます」そう言って元奥様からスマホを取り上げる。さすがメンズノンノ、身長が高い。スマホを取り返そうとぴょんぴょん跳ねながら「そういうところが子供だって言ってんのよ!」という元奥様の手をとり、真剣な顔で見つめる……。大丈夫。麻呂ちゃんだったらその牙城、崩せると思う!!なんなら今半分くらい崩れたよ!!!

 

帰宅する春田、テーブルにはしっかり用意された夕飯がある。「あれ?」洗濯物も畳まれてる。

牧の部屋にやってきた春田。普通にノックしてないけど慣れてるのか全然気にしない牧。多分最初は怒ったけどもう諦めたパターンですよね。

「お前寝てなきゃだめだろ?飯とか作んなくていいって」「ん~?なんか、牧ィ俺の飯どうすればいい?!!って言われそうな気がして」「そこまでひどくねえわ。え?何モノマネ?今の」「あ、冷蔵庫にチキンサラダ入ってます」

いやマジでどんな気持ちでご飯作ったんだろう。マジで……と思ったら、牧が何かに気付きます。

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あっ、冷蔵庫に不自然なみかんゼリーとかめっちゃ入ってるじゃん。つって。

案の定冷蔵庫開けてビビる春田。いそいそと下に降りてきた牧に「今日誰か来たの?」「ああ、自分で買ったんです」「こんなにィ?!ふつうこんな買い方し……

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OMG。しかもキスの仕方めっちゃ強気でビビる。

「な!!!!!なんだよう!!!」っていう春田に対して「なんかもーうるせえなと思って」

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相変わらずキスされた後に唇を触ってしまう癖のある春田……まったく……。「うつっ、移ったらどうすんだよ!」「人に移すと治るっていうじゃないですか」「ちょ、なに、何言っちゃってんのかわかんない」

牧の強気のキスに動揺しすぎてサラダ用のゴマダレをコロッケにぶっかける春田。

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大好きなみかんゼリーを片手に「ゴマダレそっちじゃないです!」と注意する牧。ここのシーンが超ツボに入っちゃったので無駄にスクショした。

動揺のあまり震えながらご飯をかきこむ春田を見て「……すいませんでした」と謝る牧。口いっぱいに頬張りながら「いや、い、いいですよ、別に……」

どうやら牧を完全に受け入れる体制を整えつつあるらしい春田。

「てかさ、部長がまたぐいぐい来て困ってる」「俺も、武川さんがぐいぐい来ます」「やっぱり言うべきじゃなかったかあ……」

いや待って春田。そこで言うべきじゃなかったとか言い始めたら絶対ダメ。そこで不安を一瞬でも見せたらダメなんだって絶対!!!!

「春田さんは、本当に俺でいいんですか」「は?何が?」「相手が俺で」「い、いいよ、それは」ここの牧の顔が喜びを隠しきれていませんので絶対に見てください。息を吸い込むことによってどうにかニヤけるのをやり過ごそうとするっていう。「じゃあ、次の休み俺の親にあってくれません?」「急だな!!何で?!」春田のこと急なヤツだなと思ったけど牧もなかなか急だった。

「何でって、付き合ってるなら普通親に紹介するじゃないですか」「ええ?!それさ、どういうテイで行くの?息子さんを僕に下さいとか言う感じ!?」「バカじゃないっすか」「え??急にこんなのが言ったらご両親腰抜かしたりしないかな?!」「大丈夫ですよ、別に春田さんが初めてなわけじゃないし」ここでなんだよ、初めてじゃないのかよって言う顔でご飯を食べる春田に、「あれ、気になる?」「いやなんないし」「気になってる~!」って超嬉しそうな牧。このまま……どうかこの調子のままで……最後まで……。

 

牧家。しっかり手塩にかけて育てられた感満載の実家。

牧の父「ふざけるなぁあああああ!!!」そしてテーブルをドーン!!!思わずビビって跳ねる春田。話が違うぞと。お前俺が初めてじゃないって言ったじゃねえかと。父に敬語でしっかりと春田と付き合ってることを告げ、どうか交際を認めてくださいと頭を下げる牧。とりあえず後に続いてお願いします!と頭を下げる春田。

「認められるわけないだろ!!!!なんだこのふにゃ~っとした男は、というか何で男なんだ!!!!」「お父さんには言ってなかったけど、俺は男性が好きなんです」「(エッ、今?今初カミングアウトなの?)」やっぱり牧も相当急なやつだった。突然なんだこの勢いは。

「うちの大事な息子に……お前は一体なんなんだよ!!!どういうつもりだ!!!」「春田さんは別に何も悪くないから!」「ぼ、僕も最初はエ??っていう感じではあったんですけど、だんだん牧さんの魅力に「もういい!!!何にも聞きたくない……」ふらふらになって出ていく父。

どうでもいいけどこの家にいるのはみんな牧さんです。入れ替わりに気立てのよさそうな美人の母がお茶をもってやってくる。「ごめんなさいね、せっかく来てくださったのに~!主人もちょっとびっくりしただけだと思うから」「そんなレベルには全然見えなかったですけど……」全く動じない美人母の「夕飯食べていくでしょ?」に牧があっさりと「ああ、食ってこうかな」「エーーー!?」

動揺か憤りで新聞を持つ手の震えが止まらない父と、父以外で和気あいあいとした夕食タイムが繰り広げられる。

可愛いロリ巨乳な妹のそら「イケメンじゃん、今度の彼氏!」牧「今度のって言うな」「あ、ごめん!そらって言います!」「あ、よろしくね~♡」好みど真ん中のロリ巨乳ちゃんにデレデレしまくりの春田。さっき父親の逆鱗に触れてたのすぐ忘れる。「おい、お前こんなかわいい妹いたのかよ!」牧「中身は空っぽのそらです」そら「ウッザ!!」春田「ウッザ!」「はあ?!」

ルームシェアするって聞いて迷惑かけてないかと思ったけど仲良さそうでよかった!」という美人母。「でも僕もまさか付き合うことになるとは」「でも今回は本気なんだね!だってお父さんがうちにいる時に連れてきたの初めてじゃん」「確かにそうねえ」春田「……本気?」

ここ!!!!!ここの春田が牧に本気?って言うところウワ――ってなりました。自分でも分かりませんけどツボだったんでしょうね、多分。

「でも急だよお。お父さんには先に言っておかないと。物事には順序ってものがあるじゃん」「お前ホントそれだぞ!!」あまりにも春田がロリ巨乳ちゃんの妹そらを全肯定するのでイラつく凌太お兄ちゃん、思わず春田の内ももをつねる……なんだそのかわいい咎め方は……。

そこで父が退室。ここでそらが春田にお父さんの背中流して来たら?なんてぶっ飛んだ提案をけしかけます。美人母もノリノリでタオルを準備してあげる。ゆるふわ一家で可愛がられまくって育った感に私の涙腺が緩みはじめるという謎。

結局、春田の背中流す作戦は撃沈に終わりまして帰宅する二人。「結局、自分が安心したかっただけですね」という牧に「俺だってさ、牧の家族ともっと仲良くなりたいもん」春田の言葉にうっかりグッときちゃう牧。

「いやあそれにしてもそらちゃん可愛かったなあ~~だってもう胸こんな、俺ほんとに好きになっちゃうかもしんない」はい台無し。キレ―――に台無しにした春田の膝に蹴りをいれる牧。「いっったあ!!冗談だよ!!」「ホント油断ならない、この人」せっかく感動してたのにね。

すると春田に着信。相手はちず。この春田越しの牧の表情の変化がすごい芸術的でした。やっと自分の幸せと春田の幸せが一致するんじゃないかって思ってたところにちずからの連絡が来て、あぁやっぱりダメかもって諦めそうになってる感じ。自分はちずに負けてるところなんかないのに、告白されたら春田はちずを選ぶんだろうなとか、どれだけ頑張ったってノンケは最後に女を選ぶんだよなって思ってるような、そういう切ない顔で……。

帰宅すると鍵が開いている。これは。とりあえず虫取り網を装備して立ち向かってみる牧。もっといい装備なかったんでしょうか。かわいさが余計に際立つぞ。

リビングで棚をめっちゃ漁ってる女性。エッ!!と虫取り網で臨戦態勢になるんですけど、テンパり過ぎてエッ泥棒?って聞く。そしてお互いに誰!?ってなって「牧です!」って答えるのやばいよね。どこまで律儀。まあでも母は母で「母です」って答えてましたけど。無事に誤解が解け、安堵して笑う牧。めっちゃ笑顔。抜群の笑顔を母に見せるという……。

 

居酒屋ではオシャレしたちずが春田を待っていました。機転を利かせた兄がこんにゃくを10個買いに行かせる。

春田家では一番しんどい母親の本音。「一人息子だからって甘やかしすぎたのかな。本当にこのままだと結婚できないと思わない?」「まあ、そうですね」

「私だっていつまで元気でいられるか分かんないし、孫の顔だってみたいじゃない?早くちずちゃんとくっついてくれたらいいのに~!あの子ね、小さいころからちずちずって言ってたのよ」「素敵な方ですよね」

「牧くんだっけ。あなたがいたら安心だわ!ずーっと創一と友達でいてね」「はい」

ここの母親の言葉に答える牧の顔がどれもものすごく可愛くて、だからこそ痛々しくて死にそうでした。実家行った日にこんなことたて続けに言われたら誰だって情緒がおかしくなると思いますよ。ここの笑顔がつらすぎるあまりにスクショできませんでした。つらい。ここで牧が母親の忘れ物に気付いて家を出る。気配りの鬼かよ。

春田とちずは買い出しに行き、帰りにちずが「すき」と春田に思いを告げてしまう。「え?」「春田のことが好きなんだってば。ぜんっぜんタイプじゃないし、どっちかっていうと嫌いって思うことも多いんだけど……好きだったみたい」

びっくりする春田。「でも付き合ってほしいとかそういうんじゃないから。単に言いたかっただけ」

なんとここで母親の忘れ物を持った牧が二人を見つけてしまう。

「いや、だってお前さ、え?ええ!?そんなの俺だって」「はい!おしまい!鈍感ボーイはさっさと愛の巣に帰って。牧くん待ってるよ」って言って、春田から袋を奪う。ああ、つらい。全然つらい。当然春田は引き止めて、ぼろ泣きのちずの顔を見てしまう。そんなの見たら抱き締めちゃうのが春田。ここの春田は賛否両論あると思うけど、泣いてたら抱き締めてしまう気持ち分かる派。牧も言ってるように可能性が無いなら優しくしないでくれって思うけど、でも泣いてたら抱き締めちゃうよね……。自分が春田だったらちずをそのまま置いて帰れるわけないし、ちゃんと断るにしても、あれだけ泣いてたら抱き締めると思う。

 

そしてここまでしっかり見届けてしまった牧。ここからのシーンはすごかった。

帰ってきた春田に牧が淡々と「色物と一緒に入れたら色がついちゃうんで。風呂も上がったら換気扇回さないとカビるっていい加減覚えてください。あと生ごみは火曜日なんで……まあいいや、もう」「え?何で怒ってんの……」

決意を固めた牧が、涙をこらえながら春田にゆっくりと話す。

「結局、幸せじゃないんですよ、俺。春田さんと一緒にいても、苦しいことばっかりです。ずっと、苦しいです」

牧が幸せじゃないのは、春田が幸せじゃないんだと思ってるからであって、本当はすっごい幸せだったはずなんですよ。

初めて言い合いになった後に自分を追いかけて来てくれたことも、出ていこうとする自分を体張って引き止めてくれたのも、付き合ってほしいって言ったらハイって頷いてくれたことも、自分と一緒にいるのは恥ずかしいことじゃないってちゃんと目を見て言ってくれたことも。

まあタイミングこそ急だったしデリカシーとかなんにも無かったけど職場で牧と付き合ってるって言ってくれたことも、毎日作った料理をおいしいって食べてくれるのも、風邪引いたら出来もしないのにおかゆを作ってくれるのも、休みの日に実家に行ってくれるのも、両親と仲良くなりたいって言ってくれるのも、それ以外のどんな小さいことだって嬉しくて幸せだったと思うよ。

だけど心の奥底では普通に女の子と付き合って結婚して母親に孫の顔を見せてあげられるはずだったノンケの春田を巻き込んで、自分だけが幸せになることに苦しんでいる。

「……別れましょう。俺、春田さんのこと好きじゃないです」

この、牧が春田を突き放すための精いっぱいの嘘が「好きじゃない」だったのがつらかったな。春田のこと、たとえ嘘であっても「嫌い」って言えないくらい好きなんだなって思ったらつらかった。

「何だよ急に、訳分かんねえよ……じゃあさ、俺さ、これから家事も手伝うしさ、いつか牧のお父さんに認めてもらうように努力するから」

泣きながら牧に縋る春田を見ずに小さく首を振って「忘れてください、俺のことなんか……忘れてください」

それで、やっぱり訳分かんねえよって掴みかかった春田を突き飛ばして「俺は、春田さんのことなんか好きじゃない」って言うの。今度は自分に言い聞かせるみたいに。俺はもう春田さんのことなんか好きじゃないんだって言い聞かせて、春田への気持ちを忘れようとしてんの。ここまで泣いて縋ってる春田を見たら、春田にとっての幸せが何なのか分かってくるはずなのに。ちずと付き合って結婚して母親に孫の顔をみせることだけが春田の幸せなのかどうか。

春田は、自分に告白して泣いてるちずを抱き締めたあとに、なんでこんなにぐしゃぐしゃになって牧に縋るのか。それはやっぱりちずじゃなくて、牧を選んだからじゃないですか。几帳面で年下なのにいちいち小言がうるさくて肝心な時こそ素直になれない男の牧が好きなんだってちゃんと分かったからじゃないのか。

それでも牧は「今までありがとうございました」と律儀に言って、次の日には春田とのルームシェアに終止符を打ったのでした。

 

それから一年後。まあまあこちとら言いたいこと死ぬほどあるけど、とりあえず一年後ですよ。寝坊した春田が階段を下りると、とんでも乙女部屋へと変化したリビング。そして笑顔の部長「おはよう、はるたん」

~なぜか俺は、部長と同棲している~

あっ、そう来る。……やっぱ、あの二番目でいいってのが効いたんでしょうか。牧を失ってぽっかりと空いた春田の心にスッと入り込んだのが二番目の男(部長)だったんでしょうかね!!!!!あーーーっ!!!こいつは気が狂うぜ!!!!!!!!

そして次週、ついに最終回です。物議しか醸さなかった6話からどういうエンディングを迎えるのか。超ワクワクしてきたよね。受けて立ちましょう。

何て言ったってこれが連ドラの醍醐味だもん。最後の最後までどうなるか分からない、来週が待ち遠しいこの感覚。最終も絶対生きていようって思う感覚を持たせてくれるのが連ドラです。やっぱりドラマって最高。視聴者の感情を思いっきり揺さぶって振り回すことができるなんて本当に最高だと思う。だってただテレビの前にいるだけなのに、色んな感情が思い起こされていくとか超パネエ。

テレビドラマが私たちの一番身近にあるエンターテインメントとして、これからもずっと存在していきますように。そして私はこういうドラマを書けるようになります。

 

ハイ。というわけで、終盤から完全に正気を失ってエモーショナルぶっこみ状態だったこの長文ブログを読んでいただいてありがとうございました。そして申し訳ありませんでした。私だってこんなはずじゃなかったんです……。

なんか最終回みたいなテンションになってて既に恥ずかしいんですが、来週もシレっと書いてると思います。とりあえず強く生きましょう。

一応何かありましたらお気軽にどうぞ。

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