前略、沼の中より

行き着く先がいつもだいたいアラサーな20代女が書き散らかすブログ

「隣の家族は青く見える」第3話における超個人的な考察と今の社会を生きることについて

私、実は松ケンと同じ誕生日なんですけど、家に帰れば小雪が嫁でドラマでは深キョンが嫁ってとんだ勝ち組ですよね。おんなじ誕生日でこんなに違うことある???

あるか。誕生日なんて別に関係ないな。いつ生まれたかより取り巻く環境が全てだわ。でも羨ましい。私だって家に帰れば長谷川博己が旦那でドラマでは佐々木蔵之介が旦那とかいう人生送ってみたい。……いや、やっぱり旦那よりテレビに両手合わせるくらいの距離感がいいな。疲れそう。ちなみにあの必殺技みたいな名前の志尊淳とプロゴリラ芸人原西さんも同じ誕生日です。どんな振り幅。

 

さて、朔と渉のうっかりキスシーン見られちゃった!またぎでやってきた第3話。

朔があっ、やっべ、見られちゃった♡みたいな反応してるんですけど、渉が死ぬほど焦って「ち、違うんです!いや、あ、あくまでも親戚間のスキンシップで」などぶっ飛んだ言い訳を口走る。これは、あかん…あかんやつや…わたるん、それ以上喋ったらあかん……超墓穴掘ってる……。

その一方で、朔は落ち着いてるように見えて頭フル回転させてる感じがすごい。渉の言い訳に対して冷静に「なにそれ、かえって気持ち悪いよ」と言う朔。それな。親戚でこんなエロいスキンシップしないからね。倫理倫理。ていうか君、なんかちょっと喜んでない???そして奈々は「あの、大丈夫です」と言って去る。そう言うしかないですよね。渉は「何が……?何が大丈夫なの?ねえ!何が大丈夫なんだよお!」と朔の腕を掴む。朔は「うま!これ美味しいよ?」とバーベキューの残りをつつきます。君、やっぱりちょっと喜んでるね?うっかり見られたのこっそり喜んでる????まあ、何と言っても私はわたるんがあまりにも可愛くて度肝抜かれてます。「ねえ!」って。やっぱり眞島秀和って最高の仕事しかしない。

家に帰った奈々は(はっ……なんだか……すごいものを見てしまった…)と呆然としてたんですけど、大器は「あの朔って子、ちょっと馴れ馴れしすぎない?妙にイケメンの。」と完全に敵視してる発言。旦那からの嫉妬がちょっと嬉しい奈々。大器が嫉妬する気持ち分かるよ。だって深キョン壮絶に可愛いもん。マジでこれだけ可愛いと油断も隙もないと思うわ。

 

翌日、奈々が鉢の植え替えをしていると、見計らったように朔が家から出てきます。今回もやってきました、ヒーリングタイム。圧倒的華。朔は「昨日のことなんだけど……俺と、彼はその……」と切り出して、奈々は「親戚じゃないのね」と理解を示します。「俺は別に隠してないんだけど、わたるんはさ…」「わたるんって呼んでるの?かわいい」そんな深キョンも可愛いです。そして私もそのセリフが言ってみたい。

「わたるんは世間では公表していない、いわゆるクローゼットなわけ」と奈々に説明。カミングアウト、アウティングっていう言葉はそれなりに知られていても、クローゼットっていうのは意外と浸透していない言葉なんだなと思いました。私のイメージとして、クローゼットは結構ネガティブな感じというか……ゲイである自分を受け入れられず、自分の殻に閉じこもってしまう人、といったニュアンスで認識していました。オープンなゲイからすると、クローゼットであることはすごく人生損してる!って思う方もいて。当然のことですが一口にゲイと言ってもすべてが一様というわけではないんですよね。

朔は「だから、昨日のことは誰にも話さないでほしいし、わたるんにはこの件について触れないでほしい」と奈々に言います。多様性を認めて受け入れるのってこういうこと。それは別としても、キスを見られてあんな我を忘れる焦り方するの見たら、かわいそうだと思うもんな……できるだけ穏やかに暮らさせて……。今回はちょっと真面目なヒーリングタイムの中、窓越しにガン見してる大器。分かる。分かるよ。だってこの二人並ぶと華がすごいからな。

帰宅する奈々に、大器が「年が離れてるとはいえ、男と女なんだからそれなりの節度を持って付き合うように」と父親か先生みたいなことを言ってたしなめる。旦那からの嫉妬に、にやけが止まらない奈々。もはや深キョンの可愛さが狂ってる。狂ってるぜ深キョン

 

続いて、渉が仕事から帰ってくるところ。小宮山妻とMバッグを背負った娘と遭遇。いや~~!!!これ私も似たようなの背負ってた~~~思い出してしんどい~~!!と妙な気分に。渉が「こんばんは。塾の帰り?」と娘に話しかけると、先に家に帰ってなさいと遠ざけます。すると小宮山妻は甥の朔はどれくらい家に置くつもりなのかと聞くわけ。いきなりすーーーっと目が鋭くなっちゃう渉。

「バレてる……」帰宅早々に疑心暗鬼モード。「明らかに様子が変だった…絶対にバレてる…!!」軽く絶望している渉に、朔はグラスを持ってささっと隣に座ります。慣れてる。「もしかして奈々ちゃんが言いふらしたとか思ってる?彼女はそんな人じゃないよ」と言います。朔の絶対的信頼に対し「そんなの分かんないでしょ。裏では偏見の塊かもしれない……」「はいはい、勝手にそう言ってれば」ああ慣れてる。あしらい方がとっても慣れてる~~~~。うわーどうしよう…!?ってなっちゃう渉に、はいはい、大丈夫大丈夫。落ち着いてっていうやり取りよくありそうだよね。

「ところで、甥の設定なんだけど。詳しくはどういう関係なの?」「えっ」「だから、わたるんのお姉ちゃんの子供なのか、お兄ちゃんの子供なのか、妹なのか弟なのか、詳しく教えてよ。小宮山さんとか聞いてきそうじゃん」「まずった」えっ。「えっ」えっ。「俺一人っ子だった!!」

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え、えーーーーっ。なんだってーーー。いや……だからさ……わたるん、そういうところだぞって言ってるじゃん……そういうところの真骨頂でちゃってたじゃん……。真骨頂のわたるんに対して「わたるんっ」って耳を触る朔。そういうところだぞ~つって。そして反応の良さ。はあ、そうですか。わたるんは耳ですか。耳がアレなんですね。承知いたしました。

 

そして波乱の展開の川村さん宅。亮司さんの元妻が逝去され、実家に息子が一人残されているという状況で、亮司さんは息子を引き取ろうと思っていると打ち明けます。しかしちひろは子供が欲しくないと思っている。私も頑なに子供は欲しくないと思っていた時期があったので、ちょっとちひろに共感できたりもします。今は普通に解放されましたけど。

「この家の名義も二人の名義だし、一緒にローン払っていこうって決めたよね?子どもなんかいらない。二人でしたいことして、死ぬまで一緒に生きていこうって言ったよね。あれは嘘?」と悲痛で切実なちひろのセリフは、なんかこう、いきなり繋いでた手を離されちゃったみたいな、命綱だと思ってつかんでたロープがいきなり外されちゃったみたいな感じですっごく切なくなりました。ここで亮司が「本当にすまない」と謝った時、これは明らかなすれ違いだと思いました。亮司が謝ったのはちひろとの約束や願いを叶えてあげられないと思ったからであって、ちひろと別れようとしてるわけじゃないのにって。亮司にはちひろと息子と3人で暮らしたいっていう気持ちがある。だけど、ちひろはそれを受け入れてくれないんじゃなかっていう申し訳なさや葛藤。すごく大事にしてるからこその謝罪だったと思うの。ただ不器用で伝わってないだけで……あーーどうだろう。これ、どういうことなんだろう亮司ーーーー!!!

 

自転車から降りて倒れる奈々。そこで偶然通りかかった朔が駆けつけます。いやはやタイミングまでいい男です。自宅まで送り届けるだけでなく、ベッドに寝かせてくれる優しさ。そして熱がないかどうかも気遣ってあげます。この瞬間に画面上の華が爆発したね。ヒーリングどころではない華やかさ……と思ったら大器さんご帰宅。ショックで落下するケーキ……飛び散る生クリーム……からの奈々と朔の間に猛突進。綺麗なダイブ。そしてパネエ反射神経でひょいひょい逃げる朔、割とあっさり捕まる。「ああぁあーーもおぉおーねえ~!」と奈々に助けを求める。必死に仲裁する奈々。全然収拾がつかない。「奈々ちゃん、もう言っちゃって!!」「ええっ、でも…!」「なーにを言うんだこのやろー!!!」大器が全然落ち着いてくれないので、朔は「俺、ゲイなんです!女の人に興味ないんです…広瀬渉の恋人なんです……。」言っちゃった。しかも広瀬渉の恋人まで言っちゃった。いや、まあ分かる……本当はずっと自分は渉の恋人なんだって言いたかったんだろうなって……甥じゃなくて恋人だって……きっと渉のために言わないように1年間たくさん気を付けて我慢してたけど、そりゃ言いたいよな……。

落ち着いた大器は朔と和解し、イケメンを敵視してしまった件について奈々が「私そんなに面食いじゃないからね?」「そっか……」「あっ、そういう意味じゃなくて」というやり取りを見て「も~ラブラブなんだからあ」とつつきます。せ、切ない!!!!朔もわたるんと人前でラブラブしたいよなあ!!!あー切な!!!!!あと、ちゃっかり一番最初にケーキ選んじゃう朔がすごくいいと思います。

大器と奈々が一緒にお風呂に入ってて「俺、ゲイの人と知り合ったの初めてだよ」「私も。知らないだけで結構いるのかもしれないね」っていうやり取り。これはすっごい良いシーンだと思った。普通にさらっと「知らないだけで結構いるのかもしれないね」って言える奈々。多様性を認めることって、こういうことから始まるじゃないですか。知らないから怖くて排除する、排除するために攻撃してやろうみたいな気持ちが無くなっていくためのはじめの一歩になる考え方だと思うわけよ。知らないことはこれから知っていけばいいだけですから。

 

続きまして、奈々とちひろのシーン。これもすっごい良かった。奈々が不妊治療をしていることをちひろに打ち明けるところがすごく自然だった。そしてちひろが亮司と別れることになったというところ。息子を引き取る亮司を責めることはできない。だけど、自分のことを少しも引き止めてくれなかったことがショックだったと吐露します。強がって「私はその程度の女だったってことだよ。そこまで愛されてなかったってことだよねえ」って言うの。つらいな。そこで奈々が私の気持ちをちょっとだけ代弁してくれました。深キョンありがとう。

 

大器が妊娠していなかったと落ち込んでしまう奈々を気遣い、山やら神社やらに連れて行ったりお好み焼き焼いたりビールを差し出して「いいじゃん、たまには。リセットして落ち込むのもわかるけど、気持ちも一回リセットしない?」って言うの。いい旦那。それで奈々が大器の妹の胎動に一人だけ喜んであげられなかった、自分が嫌な人間になっていってる気がする、と涙ながらに告白をする。ああ、泣かないで深キョン……と思いながら、言わないだけで誰もがそういう気持ちになったことがあるものだよなと思った。すると大器が普通のトーンで「いいところも悪いところもあるのが人間ですよ。喜べなくて当然だって。それで喜んでたらお人よし通り越してバカだよ」って。すると奈々は「だったらバカの方がいい」って言うの。大器は奈々を責めるわけでも咎めるわけでもなく、だからと言ってただ気持ちに同意したり共感するだけじゃない。

私はこういうのがドラマのいいところだと思っていて、誰しも抱えているはずだけど誰にも言えない気持ちを画面越しに役者が代弁する。それによって気持ちが楽になる人がいっぱいいると思うんですよ。そして展開の中で解決策を提示することもできる。こういう気持ちの捉え方もあるんじゃないかって。これすっごくいいドラマじゃん。なんだフジテレビ、見直したぞ。

そしてドラマの中では排卵誘発のクロミッドがあるよ、でもちょっと副作用的なこともあるかもよとか、体外受精じゃなくても不妊治療は助成金が出るよ、でも対象年齢が検査日から35歳未満だよ、とか不妊に関しての有益な情報提供があります。いやいや子供を持つのに年齢制限作んのかよ~~みたいに思うけど、年齢ってすごく大事な要素なんですよね。子供は作ろうと思った時にいつでもできるものだとは限らない。どうしても体にはタイムリミットがあるのです。

ここで突然ですが、野田聖子氏が過去の読売のインタビューで興味深い発言をしていたので、ちょっと引用させていただきます。(本文はこちら→ 野田聖子さんインタビュー全文(4)妊娠によい時期、知らなかった : yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞)

結婚したら、当然すぐにできると思っていたし、子供がある時点で産みにくくなるとは、誰も教えてはもらわなかった。26歳で県会議員になって、「自分の幸せでなく、有権者のために働け」と言われ続けました。40歳になって、やっと前の夫と出会った。その時、無知だったので、生理が毎月あるから子供ができるはずと考えていたけれど、体のほうは遅すぎた。一番妊娠にいい時期は、18歳から22歳ですよ。36歳を過ぎると妊娠が難しくなる。そんなこと、学校でも教えないから、私は気がつかなかった。

私がこれを読んだのは確か高校3年の時だったんですけど、これがすごく印象的でした。子供を持つことより優先させることがある人もいるし、この人の子供が欲しいと思う相手と出会うタイミングなんて人それぞれです。そんなのいつ来るかなんて分からないんだから。それでも体は年を取っていく。生きるのって大変だなと思った記憶があります。マジ生きるのって難しいんだよな。もう、あー難しい!って思いながら死んでいく気がするよね。こんな私でも毎日悟りを開きそうになってるんだもん。今はとなかぞを楽しみに生きてます。

 

次回予告がまあまあ不穏っぽくてヒヤヒヤものですが、とにかく朔とわたるんさんの幸せと、亮司の男気、不妊治療に立ち向かう夫婦のロールモデルになりそうな奈々と大器、小宮山家の再就職と中学受験の成功を願いながら来週を待とうと思います。あの次回予告はマジでめっちゃリピートした。安定した最高の仕事です。

以上、今回はより一層面白さに欠ける中、長々と書き散らかしまして失礼しました。お付き合いいただきありがとうございましたーウェーイ。