前略、沼の中より

行き着く先がいつもだいたいアラサーな20代女が書き散らかすブログ

「隣の家族は青く見える」第1話における男性同士カップルの超個人的な考察

なんかこう逃げ恥あたりから映画やドラマの中で、同性愛の設定が盛り込まれることにだんだんと違和感を抱かなくなってきている今日この頃。

映画やドラマ作品の影響力もあってか、ジェンダー、性格、生き方の多様化を認める動きが強まってきている。今期で言うと「隣の家族は青く見える」とか「女子的生活」とか「トドメの接吻」などなど。特に最近のドラマでヒットしている作品って、フィクションではあるけど実際に今を生きている人たちのことを例えどんなものであっても否定してはいけない。多様化が進んでいく中で「普通」という言葉を誰かに向けて使うのは、かなり配慮が必要なことだと改めて思います。

……突然ですが、ここまでのなんちゃって社会派っぽいテンションから必殺・何でも妄想考察オバケが降臨します。ウェーイ。シンプルに今持てる高い熱量をガツンと昇華させたいだけなので、面白さとか分かりやすさとかそういうのを全然考えてません。ウェーイ。なんか後で自分の書いた記事とかを読み返してみたりするんですけど、だいたいゾッとする……どんなテンションで書いてたのか全然思い出せなくて……強めのストレスかな……。

 

 

今回、妄想考察オバケの餌食になったのは「隣の家族は青く見える」。今期フジの木10。ハッシュタグ・となかぞ。逃げ恥から始まった長めのタイトルなんでも略せばいいってもんじゃないけど、これは激アツよ。口の中の皮全部剥けるくらい激アツ。早めにFODを落として一話を是非ヨロ。

メインの題材は不妊とか重い路線だけど、深キョンの可愛さ(下克上受験から爆発的に私の中の可愛い年上女性ランキングに食い込んできている)、松ケンのトーンの軽さ(なんか主に火曜サプライズに出てる時みたいなテンション)で、リズムが良く進んでいきそうな雰囲気。リズムは大事。そして個人的に高畑淳子さんが好き。高畑淳子さんの母親役やってる時のハリのある演技とても好きです。

そんな実力とキャラクターの華やかさを兼ね備えたキャストの中で、抜群にアツいのが眞島秀和さんですよ。群を抜いて。やっぱり皆さんご存知の佐々木蔵之介長谷川博己高橋一生眞島秀和眞島秀和さんですから。私が来世で付き合いたい激渋TOP4(全員同率1位)の眞島秀和さん。皆さんご存知の。これがまたセンスの良いシャレオツ独身建築士の役っていうだけで死ぬほどアツいのに、年下の可愛い男の子と付き合ってるゲイの設定なんてヘキを盛り込むにも程があるわ。久々に心が燃えたんですけど。

その相手の可愛い男の子は北村匠海。スタダでDISH//やってるあの北村匠海です。TAKUMI。こっちは本当に皆さんご存知のやつ。私はさらりとスタダを一応嗜んだので、彼がどんな性格でどういう雰囲気かは何となく把握しています。マジでキャスティングがキてる。彼の顔の造形が可愛いっていうのはまぁ見れば誰でも分かることなんですけど、表情や声のトーンや仕草もしっかりと化ける力のある子であります。見応え十分。

 

このドラマはコーポラティブハウスというそれぞれの家族同士でも密接な関係性を求められる集合住宅が舞台で、子供が欲しいけどなかなか出来ない夫婦、子供を持たない選択をした複雑な夫婦、とにかくインスタ映えする人生を歩みたい妻と仕事に疲れて立ち止まった夫との夫婦、男同士のカップルの4組によるストーリー。設定だけで既に激アツの爆アツでしょ。トリプルリーチでしょ。それぞれの日常を覗き見するような設定たまらなく好きです。フィクションの非日常と今自分が生きている日常との曖昧な狭間にあるドラマって楽しい。

そんな中、激アツof激アツなのが男同士のカップル。

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左・青木朔(北村匠海)、右・広瀬渉(眞島秀和)

私はあの4組の中で一番危うくて美しく繊細な二人なんじゃないかなと思っております。眞島秀和さんが演じる広瀬渉(38)と、北村匠海さんが演じる青木朔(20)。まず年齢差が18歳って超すごくないですか。同世代とか2個下くらいとかじゃなくて18個下て。下手したら息子になっちゃう年の差よ。なんかこれが逆にリアルっていうか……。彼らはもともと接点がなく、運命を強く感じるような出会い方をしてるんだけど、きっと男同士では良くあるパターンのひとつなんじゃないかなって思えてくる。それくらい自然な雰囲気の描写。

 

行きつけのバーで偶然居合わせた男の子がとても魅力的で、かと言ってアプローチするでもなく密かに目の保養をしながらお酒飲んでいた渉。渉はゲイなんですけど、周りにはゲイであることを隠しています。ただの独身貴族を謳歌するノンケに擬態して生きている。とにかくめんどくさい事が嫌いな事なかれ主義?きっと誰かに深く自分について詮索されたりするのも嫌だし、あんまり自分のことを他人に知って欲しいとも思っていない。これは渉の青春時代のゲイに対する風潮も関係してのことだと思うけど、ゲイであることは「マイノリティ」であり世間では「異常」なことであると思っているような。自分がゲイであることは接する相手に対して不快感を与えるんじゃないかという恐れ?懸念?みたいなものがうっすら見えるというか………朔が「渉は保守的だよね」って言うようなセリフがあるんだけど、保守的なゲイってすごく息苦しいんじゃないかなと思う。パートナーを作るのだって、相手がゲイを受け入れてくれる「こっち側の人間」だと分かってからじゃないとアプローチすら出来ないわけじゃないですか。当たって砕けるくらいなら避けて通ろうホトトギス

一方、朔は渉と同じゲイでも真逆のタイプ。渉の言う革新的なゲイね。LGBTに対する理解がだんだんと進み始めた時に青春時代を過ごしていたこともあり、あまり自分がゲイであることをそこまで隠そうとはしません。元カレの結婚式の二次会でヤケ酒して気になる男性が一人でワイン飲んでたら、そこにガンガン攻めていけるタイプのゲイなのよ。渉からしたら新世代ど真ん中。私個人の見解としては、多分あのバーで泥酔してたのは演技だったんじゃないかなと思うね。なんて言ったって朔はめちゃくちゃな策士。最近まで付き合ってた元カレの結婚式に行ったのは相手の女を見てみたかったからだという朔の言葉からして、ノンケと付き合ってた経験もあるということ。好きだと思ったらノンケ、ゲイそんなこと関係なく攻められる強さ。これは強い。絶対敵に回しちゃいけない。ちなみに私が思う朔の最大の武器は顔かな。自分の顔の良さしっかり分かってる。あんな綺麗な顔近づいて来たら誰もがドキッとするよね……分かるよ、わたるん……。

先ほど彼らは正反対とは言いましたが、感受性が豊かであるために接する相手にはめちゃくちゃ気を遣っていて、相手が今何を考えてどう感じてるかを常に考えながら生きてるっていうところは二人の大きな共通項です。そこがお互いに惹かれるポイントだったんじゃないかな〜波長が近いっていうか。タイプは違えど二人ともすごく繊細な雰囲気だし。何ともバランスのいいカップル。

 

私が第1話で一番グッときたシーンは、やっぱり朔が渉たちの新居のコーポラティブハウスに押しかけてくる場面。あの場面でこのカップルの年の差がある醍醐味のようなものが描きだされてると思いました。若くて勢いのある朔と、歳を重ねるごとに慎重で臆病になってしまう渉の図。

朔の行動や言動って、若さゆえなのかすごくシンプルで強いんですよね。付き合い始めてから1年間、自分たちはすごくうまくいっている。だから渉と一緒に住みたい!っていうめちゃくちゃシンプルな理由で、渉の新居にサプライズ訪問。しかもあらかじめ渉には相談せず、勝手にアパートを解約して強引に押しかけちゃう。完全に若さ。これ完全に若さです。

渉はそんな朔に対して、こんなプライベート筒抜けの場所で一緒に住むなんて無理に決まってんじゃん!!的なことを言うんですよ。これはとにかく自分がゲイであることを周りに知られたくないっていうだけじゃなくて、朔のことを思い遣っての言葉だったんじゃないかなとも思えます。大事な恋人との生活が見世物みたいになったら最悪じゃん??しかしそこで朔は、渉に二人の関係性の決定打となる言葉をガンガン投げつける。

「もしかして、遊びだった?」

「俺はすごくうまくいってると勝手に思ってたけど、わたるんはそこまで本気じゃなかったとか?」

「ここまで言っても一緒に住むのが無理だっていうなら、別れよう。今ここで。」

「どうする?」

このどうする?って迫られた時の眞島秀和の表情がすごくいいです。今までも何回もこうやって朔に迫られてきてそう。あの若さに押し切られる感じ?すごくいいのでよろしくどうぞ。

別れようとまで言った朔ですが、渉の気持ちは全部分かっているんじゃないかって思うわけですよ。自分がちゃんと渉に本気で愛されてることも、渉が二人で一緒に住むこと自体は嬉しいと思ってるのも分かっている。当然、今ここで別れるなんて言わないことも。なんなら今のところのイニシアティブは年上の渉じゃなくて朔じゃないですか。これは間違いなく。

"渉が朔と一緒に住むこと自体は嬉しい"と考えられる根拠として、新居に押しかけてきた朔の大荷物から洋服と歯ブラシを出した時。てっきり泊まりに来たんだと思って「泊まるなら泊まるで、前もって連絡してくれないと」っていう声のトーン。めっちゃ喜んでる。からの朔に「そういうんじゃないから」って言われた渉のちょっと落胆した「違うの…?」まで。思いっきり年下に振り回されてドキドキさせられてるじゃん……わたるん……まったく……そういうところだぞ……。

そんな渉のことをぜーんぶ分かってるからこそ朔はあえて強い言葉をぶつけて、いつも足踏みしてなかなか一歩が踏み出せない渉の背中を押してきたんじゃないかな〜〜どうだろ〜〜渉はまだ朔のそういうところ全部は分かってなさそうなんだよな〜〜〜微妙〜〜

それに加えて、渉は朔がわがままになれる数少ない相手だとも言える。渉といる時は余計なことを考えなくてもいいし、ありのままの自分のことを好きになってくれている特別な存在。それが朔にとっての渉である。逆もまた然り。今の朔は、渉以外に何も失うものがない無敵モード入ってるから尚更。

でも、渉の方はまだ朔にどこか遠慮や見て見ぬフリをしてる部分が結構あって、そこが関係に綻びを生みそう。「幸せ。わたるんの料理、一生食べ続けたい」って言う朔に、渉が何も言わずにただ幸せ噛み締めちゃうシーンがあるんですけどここは結構二人の重要なポイントが詰まったシーンだと思います。同性同士のカップルにおいて「一生」っていう言葉を使うのは結構勇気がいるところなのではないかと思うから。

朔が養子縁組して大家族作っちゃう?っていうのは少し冗談っぽいけど、渉とずっと一緒にいたいとは本気で思ってるはず。朔は渉との将来のことをたくさん考えるけど、渉は先のことを考えるより今の瞬間が重要で楽しんでるっていうか。こういうところがやはり年齢差が生む価値観の差になってくる。これまで渉は恋人とは刹那的な付き合いが多くて、男同士だから結婚はできないってところが切なくもあり、むしろ楽でもあったのかもしれない。好きな人とずっと、ましてや一生一緒にいることなんて絶対に無理。だったら今の楽しい瞬間を大事にしよう、みたいな。

しかし、朔はそうではない。日本でも養子縁組やパートナーシップ制度とかを利用して、気持ちだけじゃなくて社会的にも男同士だって家族になることはできる。恋人との間に子供がいたらどんな風になるのかなとかそういう想像も無理なくできる。臆することなくそういう幸せも全て体験してみたいと思える若さと、フラットな考え方を持つ強さ、そして圧倒的な賢さ。あ、もしかして帰国子女か何か?

とにかく朔はもっと渉のことを深く知りたいし、渉と一緒にいろんなことを経験したりしたいと思ってるところで、世間を気にしてしまうバリア厚めの事なかれ主義的な渉はどう動いていくのかっていうのが今後気になるところです。あーこのドラマ本当おもしろい。

 

…と、まぁここまで妄想考察して気付いたんですけど、これまだ一話なんですよ。一話だけでこんな広く浅く風呂敷広げてどうすんの?って感じありますよね。分かる分かる。だって私は妄想考察オバケ………哀しきモンスター……お慈悲をください……。

これからの展開で二人の関係が深まるのか、はたまたトラブルにはどうやって立ち向かい、乗り越えるのか。そして二人の結末はどこに向かうのか。まだ始まったばかりで楽しみがたくさんあるので、毎週しっかり頭フル回転させて見ていきたいと思います。主演の深キョンも可愛いし。伊藤沙莉がママになるってちょっとリアルタイム女王の教室視聴者からするとヒエーーーってなるけどすごく楽しみだし。

 

と言うわけで以上、「隣の家族は青く見える」第1話を見て来世では眞島秀和と付き合いたい私が楽しいだけの好き勝手な個人的妄想考察でした。大変喧しく失礼いたしました。

いやオバケ、ちょっと待って。私はこう考察しますよ!!!っていうのありましたら根拠と共にツイッターでもなんでもいいんで教えてください。毎日の満員電車に立ち向かう糧にします。今期は木10で一喜一憂。ウェーイ。